ライトな二郎系ゴリラーメン─ 忘れた頃に、また食べたくなるこの一杯！【さいたま市大宮区】

「ゴリラーメン」のご紹介

仕事の合間、ふと頭をよぎった。
あの、ゴリラーメンの味。

年に何度か、どうしようもなく食べたくなる。
ガツンとした背徳感。けれど、なぜか落ち着く。

ああ、今日は…ラー。の気分だ。

店に着くと、いつものように券売機は沈黙していた。
もう一年以上、沈黙を続けている。

「ラー。で」

店主に告げ、カウンターに代金を置く。
注文は静かに、でも確かに。

卓上には、ブラックペッパーとカエシ。
この潔さが、むしろ信頼できる。

ほどなくして聞かれる。
「トッピングはどうしますか？」

「全部でお願いします」
ヤサイ、ニンニク、アブラ、タマネギ。全部、だ。

……やがて、その一杯がやってくる。

大きな丼。
湯気の向こうに、光るアブラ。
ふわりと漂うニンニクの香りが、腹の奥を刺激する。

まずはスープ。
濃そうで、意外とライト。
けれど、旨みはしっかりビシッと決まっている。
塩気は控えめだが、カエシの輪郭がはっきりしている。
うん、これだ。これが食べたかったんだ。

麺を持ち上げる。
アブラをまとった細めの太麺。
極太ではないが、噛み応えは十分。
もちっとしていて、スープとの絡みもいい。

シャキッとしたヤサイ、
擦り下ろしたニンニクとタマネギが、いいアクセントになる。

ブタは柔らかく、食べやすいサイズにカットされている。
見た目以上に丁寧な仕込みだ。
このくらいの量が、ちょうどいい。

途中で卓上のタレとブラックペッパーを少し加える。
味が変わり、また新鮮な気持ちになる。

落ち着いた店内。
ラーメンと向き合うには、ちょうどいい静けさだ。

…ふぅ。
やっぱり、ここの一杯は特別だ。
ありがとう、ゴリラーメン。

ご馳走様でした。

今回訪問した「ゴリラーメン」の詳細

ゴリラーメンへのアクセス

埼玉県さいたま市大宮区仲町3-24