ラーメン二郎八王子野猿街道店2で濃厚スープにひたる午後

「ラーメン二郎八王子野猿街道店2」のご紹介

バイクを止め、エンジンを切る。
土曜の昼下がり、野猿街道の空気は、少しだけ夏の匂いがした。

店の裏手にあるパーキングにバイクを押し込み、歩く。
10人ほどの列ができている。
…以外と空いているなー。

食券機の前でしばし悩む。
暑さに誘われ、つけ麺もいいかと思ったが、
——いや、最初は正面から向き合いたい。
小ラーメン、そのボタンを押した。

呼ばれる。
「ニンニク入れますか？」

「からめ以外で。」
そう答え、静かに着席する。

目の前に運ばれてきた一杯。
もやしの山、その中にひっそりと混ざる、細かく刻まれたキャベツ。
どちらも、シャキッとした歯ごたえを約束している。

レンゲを沈める。
スープは…白濁して、わずかに光を帯びている。
一口。
——おお、しっかりとした塩気。
乳化したスープに、キレがある。
だが、しつこくはない。

続いて、豚。
箸で持ち上げるとずっしりと重い。
脂の甘みと、赤身の旨み。
それが、口の中で一緒に暴れる。

うまい。
体に、染みていく。

汗を拭きながら、がむしゃらに箸を動かす。
麺をすすり、スープを飲み、また麺へ戻る。
夢中になって、気がつけば丼は空になっていた。

ごちそうさまでした。
今度は、つけ麺を食べに来よう。
——きっと、また暑い日に。

今回訪問した「ラーメン二郎八王子野猿街道店2」の詳細

ラーメン二郎八王子野猿街道店2へのアクセス

東京都八王子市堀之内2-13-16