「ラーメンショップ◯化 京成大久保店(マルカ)」のご紹介
旅の途中でふと感じる空腹
それはまるで、心の隙間をそっとつつかれるような瞬間だ。
スマホを取り出し、近くのラーメン屋を検索。
そこで見つけたのが「ラーメンショップ◯化 京成大久保店」。
◯化? 聞き慣れない名前に少し戸惑いつつも、どうやら千葉では名の知れた存在らしい。
これは行ってみるしかない。

車はプラッツ習志野に停めた。
2時間半で100円。こういう小さな得って、地味に嬉しい。

京成大久保駅。来るのは久しぶりだ。
以前、ラーメン二郎に並んだとき以来かもしれない。
この町には、どこか懐かしい空気が流れている。
ゆるやかな坂道、色褪せた看板。
「こういうの、好きだな」と思わず心の中でつぶやいた。

お店に着いたのは、開店20分前。
静かな時間が流れる中、まだ誰もいない店先に立つ。少しだけ得した気分だ。

開店と同時に入店し、迷わず「ネギラーメン」と「ネギ丼」の食券を購入。
席につき、ふと卓上に目をやると——思わず笑みがこぼれた。

漬物、刻み生姜、おろしニンニクにニンニク醤油漬け。
さらにグリーンニンニク、豆板醤、揚げニンニク、ラーメン酢、マヨネーズ、ゴマ、ブラックペッパー、ゆかり、一味まで!
まるで、調味料の祭典だ。ひと口ごとに新しい味が生まれそうで、胸が高鳴る。
これ、全部試すには何度通えばいいんだろう?
まずは水を一杯。
胃がそっとエンジンをかけるのが分かる。
そこへ、待ちに待ったラーメンが到着した。

ほんのりウェーブのかかった中太麺。
聞けば「浅草開化楼」の麺らしい。なるほど、存在感がある。
スープは濁りすぎず澄みすぎず、絶妙なバランス。
そしてレンゲがやたらとデカい——これまた好感が持てる。

ひと口すすってみると、動物系のダシがじんわりと身体に染み渡っていく。
背脂がふわりと浮かび、ほどよいコクを加えてくれる。
「これ、毎日でもいけるな」——思わずそう思ってしまうような、優しい美味しさ。

ネギはごま油をまとってシャキッと小気味いい食感。
さて、ここからが本番。味変タイムだ。

まずはおろしニンニク。
うーん、パンチが効いていてたまらない。
そして、ラーショらしいわかめがスープに浮かぶ。懐かしさが一気にこみ上げてくる。

気になっていたグリーンニンニクにも手を出してみる。
見た目はインパクトあるが、正直、味の変化はそれほどでもなかった。けれど——そういうのも嫌いじゃない。


メンマはやわらかくも芯があり、チャーシューは一枚だけながら、臭みもなく上質。
その一枚に、職人の丁寧な仕事ぶりが詰まっていた。

ネギ丼には豆板醤をのせて、ひと口。
ピリッと広がる辛さがクセになる。これはクセになるやつだ。
気がつけば、箸は止まらず、夢中で食べ進めていた。
麺のコシ、具材の食感、スープの深み——どれもが真剣に、でもどこか優しく作られているのが伝わってくる。

気づけば丼はすっかり空っぽになっていた。
不思議と、ただお腹が満たされたというだけでなく、心までじんわりと温まっていた。
「ごちそうさまでした」
そう口に出したくなる一杯だった。
またこの町を訪れたら、きっと迷わずこの店の暖簾をくぐるだろう。
今回訪問した「ラーメンショップ◯化 京成大久保店(マルカ)」の詳細
ラーメンショップ◯化 京成大久保店(マルカ)さんに伺った際の動画になります!
写真だけでは伝えられない魅力がつまっていますのでぜひ御覧ください!
ラーメンショップ◯化 京成大久保店(マルカ)へのアクセス
〒275-0011 千葉県習志野市大久保3丁目11−24
営業時間 | 11:00 – 23:00 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
オープン日 | 2025年3月1日 |
公式アカウント | https://x.com/ramenmaruka |
駐車場 | 無 |
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