無骨なキャンプスタイルが流行る中、今ひそかに熱い視線を集めているのが「アイロンストーブ」。 特に『ベアトリス』などのヴィンテージ品はキャンパーの憧れですが、価格の高騰や、古い個体のメンテナンスの難しさで、なかなか手が出ないのが現実ですよね。
「雰囲気は最高だけど、もっと気軽にガシガシ使えるやつがあれば……」
そんな悩めるキャンパーの前に、あのコスパ最強ブランド**Soomloom(スームルーム)から、とんでもない新作が登場しました。 それが、今回ご紹介する丸型アイロンストーブ「RONDO」**です。
今回は、実際に届いた直後の開封の儀から、付属品のチェックまでを詳しくレポートします。
Soomloom「RONDO」開封の儀!付属品が神すぎた
さっそく届いた箱を開けていきます。 通販で海外製ギアを買うと梱包が心配なこともありますが、RONDOはしっかりとした緩衝材に守られており、梱包状態は非常に良好でした。

まさかの「専用収納袋」付き
箱から取り出して驚いたのが、これです。

なんと、しっかりとした生地の専用収納袋に包まれていました! この手のアイアン系ギアは、剥き出しで入っていることも多いのですが、持ち運び用のケースが最初から付いているのはかなりポイントが高いです。これならキャンプ場への持ち出しも安心ですね。
充実の付属品:買ってすぐ使える親切設計
袋から本体を取り出すと、黒光りする鋳鉄のボディがお目見え。 そして、本体の中や隙間には、ありがたい付属品が入っていました。



- 替芯(予備のウィック)
- 給油用ろうと
なんと、消耗品である「替芯」が最初から予備で付いてきます!
さらに、燃料タンクへ注ぐための「ろうと」まで。ヴィンテージ品だと合う芯を探すだけで一苦労ですが、このあたりはさすが新品のSoomloom製。ユーザーの不安を先回りして解消してくれています。
Soomloom「RONDO」のスペックと特徴
ここで改めて、RONDOの基本スペックを確認しておきましょう。
薪ストーブではなく、灯油やパラフィンオイルを燃料とする**「芯式オイルストーブ」**です。
基本スペック表
| 項目 | 詳細 |
| 製品名 | Soomloom アイロンストーブ RONDO |
| 素材 | ステンレス、銅 |
| 燃料 | パラフィンオイル |
| タンク容量 | (約)560ml |
| 付属品 | ストーブ本体×1、ウィック(芯)×2枚、給油用ろうと×1、六角レンチ×1、専用収納キャリーバッグ×1 |
薪ストーブと違って煙突が不要なので、ハードルが非常に低いのが特徴です。
実際に眺めてわかった「RONDO」の魅力
1. 鋳鉄ではないけど重厚感あり
実物を手に取ってみると、ずっしりとした重みを感じます。
この重厚感が、所有欲を猛烈に満たしてくれます。
表面のマットなブラック塗装も渋く、無骨なサイト作りにぴったりです。
2. 調理特化型の天板(五徳)
「アイロンストーブ」という名の通り、元々はアイロンを温めたり調理をするためのストーブ。
RONDOも天板がフラットで広く、五徳もしっかりしているので、ケトルや小鍋を置いた時の安定感が抜群です。


いざ、火入れ!闇に浮かぶ炎がエモすぎる
開封の儀を終え、いよいよメインイベントである「火入れ」を行います。 今回は燃料にパラフィンオイルを使用しました。
1. 給油&芯に染み込ませる(重要!)
ここで先ほど紹介した**付属の「給油用ろうと」**が大活躍。 注ぎ口が小さいアイロンストーブですが、ろうとのおかげでこぼさずにスムーズに給油できました。
※ここで注意点! 給油してすぐに火をつけてはいけません。新しい芯にオイルがしっかり染み込むまで、15分〜30分ほど待つのが鉄則です。これを焦ると芯が焦げてしまい、綺麗な炎になりません。
2. 点火の瞬間(動画あり)
芯がオイルを吸ったのを確認して、いざ点火。 チャッカマンを近づけると……。

シュボッという音とともに、オレンジ色の炎が灯りました。 LEDランタンにはない、この「生きた火」のアナログ感がたまりません。
実際の炎の揺らぎを動画に撮りましたので、ぜひご覧ください。窓から見える炎が本当に綺麗なんです。
窓越しに見える炎の揺らぎ。この落ち着いた灯りがサイトの雰囲気を一気に格上げしてくれます。
3. 実際に灯して分かったこと
しばらく火を眺めていて気づいた点をまとめます。
- 明るさについて 爆光ではありません。あくまで「雰囲気重視」の優しい灯りです。テーブルの上で手元を照らしたり、料理を美味しそうに見せるには十分な光量です。
- 暖かさについて 手をかざすとじんわり暖かいですが、これ一台で真冬のテント内を暖めるのは難しいです。あくまで「パーソナルヒーター」や「調理熱源」としての割り切りが必要です。
- 匂いについて 使い始めは塗装が焼けるような独特の匂いが少ししましたが、しばらく燃焼させると落ち着きました。最初の火入れは換気の良い屋外で行うのがベストです。
気になった点と注意点(デメリット)
開封して触ってみて、いくつか気になった点も正直に挙げておきます。
- 重さは正義であり、ネックでもある オートキャンプなら問題ありませんが、徒歩キャンパーには厳しい重さです。
- 燃料の取り扱いに注意 オイルストーブなので、燃料を入れたまま運搬すると漏れる可能性があります(構造によりますが、基本は現地で給油推奨)。付属の「ろうと」がここで活躍しそうです。
まとめ:手間も含めて愛おしい一台
Soomloom「RONDO」の開封から火入れまでをレビューしました。
正直、スイッチ一つで点くLEDに比べれば手間はかかります。 給油して、芯を待って、火をつけて、火力を調整して……。
でも、その**「手間」こそがこのストーブの最大の魅力**だと感じました。 酒を飲みながら、この小さな窓の中で揺れる炎を眺めているだけで、時間がゆっくり流れるような気がします。
気になっている方は、ぜひこの「不便という名の贅沢」を味わってみてください。
購入はこちらから
今回レビューしたSoomloomの丸型アイロンストーブ「RONDO」は、以下のリンクからチェックできます。
本物のヴィンテージ品は数万円〜十数万円することもありますが、この価格帯でこの重厚感、さらに収納袋や替芯などの付属品までフルセットなのは、正直破格だと思います。
Soomloomの人気ギアはシーズンに入ると在庫切れになることも多いので、気になっている方は早めの確保をおすすめします!
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