「ラーメンどでん大宮店」のご紹介
大宮駅から歩いて数分。
汗をぬぐいながら、ふと思い出した。
……そうだ。どでん大宮店の冷やし油そばが始まったんだったな。
食券機の前に立つ。
目に飛び込んでくる「限定」の文字。
迷わず、”限定油そば・中” のボタンを押した。
今日の暑さのせいか、並びはない。
すぐに中へ入れた。
カウンターに座って、まずは一息。
水をひと口。喉を落ちていく冷たさが気持ちいい。
……さて。来た。
トッピングは全部どでんの生卵ありだ。
卓上にはカエシ、ラー油、酢、一味、ブラックペッパー。
視線だけで確認して、手は出さずに待つ。
脂、にんにく、しょうが、生卵——。
先に別皿で到着した。
生卵の器に、脂をそっと流し入れる。
これがあとで効いてくる。
そして、着丼。
……いい。見ただけでうまいとわかる。
キラキラと光る脂、大根おろしがふんわり添えられている。
メンマに、どっしりとした豚。
今日も安定の柔らかさだ。
まずは、よく混ぜて……いただきます。
（ずるっ）
……うん、うまい。
極太のちぢれ麺。
水で締めたことで、もちっとした歯ごたえとほどよいコシが残っている。
冷やしすぎず、ほんのり温かさが残る。これがちょうどいい。
醤油ダレ、大根おろし、味付き脂。
タレが麺にじゅわ～っと絡んで、口の中でほどける。
噛むたびに、旨みがあふれてくる。
ここで、さっきの生卵＆脂へ——どぼん。
（ずるっ）
……たまらない。
まろやかさが加わって、別の料理みたいだ。
次に一味を少し。
（ずるっ）
ピリッと締まる。……うん、うまい。
さらにブラックペッパー。
（ずるっ）
これは……いい。味に奥行きが出てくる。
……残りが少なくなってくると、さすがに少し重たい。
ここで、酢を一回し。
（ずるっ）
あっ……うまい。
口の中が一気にリセットされるようだ。
最後のひと口まで、飽きがこない。
気づけば、丼は空っぽ。
ごちそうさまでした。
——冷やしだけど、温かい満足感。
この季節に、また来よう。
今回訪問した「ラーメンどでん大宮店」の詳細
ラーメンどでん大宮店へのアクセス
埼玉県さいたま市大宮区桜木町４丁目３８
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