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「熊谷・花湯スパリゾート」のご紹介
熊谷にある花湯スパリゾート。ここに来ると、心がじんわりほぐれていく。
まずは源泉かけ流し。湯船に体を沈めた瞬間、肌をすり抜けていくお湯のやわらかさ。
檜風呂では木の香りがふわりと立ちのぼり、まるで森の懐に抱かれたような気分になる。
岩風呂に腰を下ろせば、ごつごつした石が旅の疲れを吸い込んでくれるようで、「あぁ…最高だな」なんて、思わず声がもれる。
岩盤浴プランを選んだ俺は、専用ラウンジでマッサージチェアに身を預ける。
ウィンウィンと鳴る音が体の奥まで響いて、ほぐれていくのがわかる。
横になれば、コーヒーが飲み放題。これがまた妙に沁みるんだ。
気づけば時計を見るのも忘れて、ぼーっとしていた。
……ただ、特定日は5時間制限らしい。うっかり居座ったら、強制退去されるのかもしれない。
まぁ、それはそれで旅の思い出か。
テラスに出てみると、放し飼いのヤギがのそのそ歩いている。
白い毛並みを揺らしながら草を食む姿に、気持ちがふわっと軽くなる。
温泉とヤギ。こんな組み合わせ、世界広しといえど、そうそうないだろう。
仕上げは腹ごしらえ。選んだのは名物の「辛肉つけ汁おうどん」。
コシのある麺を、真っ赤なつけ汁にズバッとくぐらせる。
ピリッとした辛さに、肉の旨みがどんと広がり、汗をかいた体にエネルギーが戻っていく。
うどんをすする音が、まるで旅のBGMだ。
温泉、岩盤浴、ヤギ、そして辛肉つけ汁おうどん。
癒しと楽しみが一度にやってくる、贅沢な時間だった。
今回訪問した「熊谷・花湯スパリゾート」の詳細
熊谷・花湯スパリゾートへのアクセス
〒360-0012 埼玉県熊谷市上之１００５
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