岩槻で本気の辛さに出会う|札幌らーめん慶次の特製辛味噌野菜らーめんを一人すする昼下がり

札幌らーめん慶次の外観
目次

小雨の日曜、岩槻にある札幌らーめん慶次へ向かう

日曜日の昼過ぎ。
小雨が静かに降る中、電車に揺られて岩槻へ向かう。
岩槻駅で降りるのは、おそらく初めてだ。
知らない街に降り立つときの、少しだけ背筋が伸びる感じ。嫌いじゃない。

今日は、目的がはっきりしている。
味噌ラーメン。それも、辛味噌だ。
寒さを理由にして、体の芯から温まりたいだけなのかもしれない。


街の雰囲気|初めての岩槻

岩槻駅前は、落ち着いた空気が流れている。
派手さはないが、生活の匂いがある街。
傘を差しながら歩く人たちの足取りも、どこか穏やかだ。

(こういう街に、うまい店は潜んでいるんだよな)

心の中で、勝手な期待が膨らむ。


店の外観|札幌らーめん慶次

駅から徒歩数分。
視界の先に、店が見えてきた。

札幌らーめん慶次への道

……ああ、もう分かる。
これは、うまい店の顔をしている。

札幌らーめん慶次の外観

暖簾、看板、店構え。
余計な主張がなく、でも自信はある。
店の前に掲げられたメニューを眺めながら、自然と口角が上がる。

札幌らーめん慶次のメニュー

入店|感じのいい店主さん

扉を開けると、
「いらっしゃいませ!」
明るい声と、笑顔の店主さん。

この時点で、もう安心だ。
注文は券売機ではなく、直接伝えるスタイル。

「特製辛味噌野菜らーめんと、半ライスをお願いします」

迷いはなかった。


卓上調味料|にんにくがある幸せ

席に着き、卓上を見渡す。
……にんにく、あるじゃないか。

卓上調味料

これだけで評価が一段上がる。
味噌ラーメンに、にんにく。
この組み合わせを否定する理由が、どこにある。


特製辛味噌野菜らーめん着丼

着丼。

半ライスも、ちょうどいい量で控えめに鎮座している。

札幌らーめん慶次の特製辛味噌野菜ラーメン

湯気の向こうから立ち上る、味噌と辛味の香り。
野菜はシャキッと炒められ、チャーシューの代わりに豚バラが顔を出す。

特製味噌野菜ラーメン

(あ、味噌野菜だとチャーシューは付かないのか)

でも、問題ない。
この炒め豚バラ、絶対に合うやつだ。


スープをひと口

……辛い。

スープ

いや、「ピリ辛」じゃない。
ちゃんと、辛い。

(おお、やるな)

多くの店の辛味噌は、名前負けする。
でも、ここは違う。
味噌のコクの奥から、容赦なく辛さが追いかけてくる。

冬なのに、額にじわっと汗がにじむ。


麺をすする

麺を持ち上げ、ズズッとすする。
味噌が絡み、辛味が舌を刺激する。

麺

うまい。
そして、忙しい。

箸が止まらない。
汗も止まらない。


にんにく投入、後半戦へ

ここで、にんにくを投入。

にんにく

スープが一気にワイルドになる。
辛さの中に、パンチが生まれる。

きくらげ

きくらげのコリコリした食感が、いい箸休めになる。
半ライスにスープを少しかけると、これまた危険なうまさだ。


会話・交流|静かな満足

店内は、騒がしくない。
店主さんの気配りと、客の黙々とした食事。

誰とも話さないのに、居心地がいい。

(こういう時間が、いちばん贅沢なんだよな)

丼の底が見えたとき、
体は温まり、心は静かに満たされていた。


まとめ|岩槻で出会った本気の辛味噌

札幌らーめん慶次の特製辛味噌野菜らーめん。
それは、本気で辛く、そしてちゃんとうまい一杯だった。

岩槻という街で、
一人、汗をかきながら味噌ラーメンをすする日曜の昼。

また来よう。
今度は、別の味噌も気になる。

そんな余韻を残しながら、店を後にした。

店を出ると、雨はすっかり上がっていた。
体はまだ熱く、額の汗も完全には引いていない。

電車に乗る気にもなれず、
気づけば、大宮の方向へ歩き出していた。

辛味噌で温まった体を、
少しずつ冷ましながら歩く午後。
腹は満ち、頭は空っぽで、足取りだけが静かに前へ進む。

(ああ、こういう時間も含めて、食事なんだな)

岩槻から大宮までの道のりは、
特別な景色があるわけじゃない。
でも、不思議と退屈でもなかった。

うまいラーメンを食ったあとの散歩ほど、
贅沢な時間はない。

そう思いながら、
一人、黙って歩き続けた。

後日談|所さんのビフォーアフターに出ていた店だった

食べ終えて店を出たときは、
「いやあ、辛かった。でも、うまかった」
それだけで十分満足していた。

あとから知ったのだが、
この「札幌らーめん慶次」、
なんと 所さんの『大改造!!劇的ビフォーアフター』に出演していたお店らしい。

なるほど、と妙に腑に落ちる。
店の動線、無駄のない配置、落ち着く空気。
派手さはないが、きちんと“考えられている店”だった。

(うまい店には、理由がある)

テレビに出たからうまいわけじゃない。
でも、うまい店だからこそ、
あの番組に選ばれたんだろう。

そんな背景を知った今、
あの一杯の辛味噌が、
少しだけ誇らしく思えた。

今回訪問した「札幌らーめん慶次」の詳細

札幌らーめん慶次へのアクセス

〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町3丁目3−4

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この記事を書いた人

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