どうしても、今日はオムライスだった
午後二時。
昼のピークを少し外した時間帯なのに、腹の奥からはっきりとした声が聞こえる。
「今日は、オムライスだろ」
理由はない。ただ、どうしても。
こういう衝動は無視すると後悔することを、私はもう十分に知っている。
北浦和で仕事を終え、車を走らせる。
運よく駐車場が一台分、ぽつんと空いていた。
……呼ばれているな。
北浦和、静かな午後の顔
北浦和は派手じゃない。
でも、生活の匂いがする街だ。
学生、サラリーマン、地元の人たちが行き交い、
昼下がりになると、街全体が少し肩の力を抜く。
この時間帯の北浦和、嫌いじゃない。
騒がしくもなく、寂しくもない。
ちょうどいい。
北浦和の定食屋「丸福」
年季の入った看板。
「ああ、こういう店に入りたかったんだ」

店名は 丸福。
北浦和で長く続く定食屋だ。
気取ったところは一切ない。
でも、その佇まいが逆に信頼できる。
私は迷わず扉を押した。
昼下がりの定食屋は、落ち着く
店内は静か。
昼の喧騒が嘘みたいだ。

カウンターに腰を下ろすと、
厨房から聞こえるフライパンの音が心地いい。
この音だけで、もう半分満足している自分がいる。
卓上を見る。
必要最低限の調味料が、きちんと並んでいる。

……いい。
余計なものはいらない。
オムライスが運ばれてきた瞬間
「オムライス、お待たせしました」

思わず、息をのむ。
普通盛り、だよな……?
皿いっぱいに広がるオムライス。
つやつやの卵が、ケチャップライスを優しく包み込んでいる。
横にはスープ。
このセット感が、たまらない。

……多い。
でも、嫌な多さじゃない。
「ちゃんと腹いっぱいになりなよ」と言われている気がする。
まずは、スプーンを入れる

卵はふわっと、でも崩れすぎない。
中のケチャップライスは、しっとり。
一口、口に運ぶ。
……ああ。
これだ。
甘みと酸味のバランス。
主張しすぎない鶏肉。
家庭的だけど、ちゃんと「外食のオムライス」。
派手さはない。
でも、安心感がある。
気づけば、無言で食べている
スプーンが止まらない。
会話はいらない。
今は、オムライスと向き合いたい。
「普通盛りでもボリューム満点」
その言葉に、偽りはなかった。
でも、不思議と重くない。
ちゃんと最後まで、美味しく食べられる。
定食屋の距離感
会計のとき、軽く会釈を交わす。
多くは語らない。
でも、それでいい。
この店とは、この距離感がちょうどいい。
また、ふらっと来よう。
次は何を頼もうか。
いや……オムライスかな。やっぱり。
北浦和で、ちゃんと満たされる店
北浦和で定食屋を探しているなら、
そして「ちゃんとしたオムライス」が食べたいなら。
丸福は、間違いない。
気取らず、飾らず、腹と心を満たしてくれる。
また一つ、
「何度でも来たい店」が増えてしまった。
今回訪問した「丸福」の詳細
丸福へのアクセス
住所
| 営業時間 | 月・火・水・木・土・日 11:00 – 15:00 L.O. 14:30 17:00 – 21:00 L.O. 20:40 金 定休日 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| オープン日 | 1972年 |
| 駐車場 | 有 |

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