「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 熊谷うえちゃん店」のご紹介
祝日の朝9時40分。
熊谷の空はまだ少し眠たそうだ。
車のエンジンを切って、店舗の駐車場でぼんやりと時間をつぶす。
「さすがにこの時間は誰もいないか」
そう思いながらも、じわじわと高まる期待を抑えきれない。
10時20分。
静かな駐車場に、ぽつぽつと車が増え始めた。
お、みんな考えることは同じか。
そろそろ行くか――。
並び始めると、自分は6人目。
この時間にしてすでにこの人数、やっぱり人気店だ。
やがて、「おはようございます！」と明るい声。
おかみさんらしき女性の挨拶とともに、10時45分、少し早めの開店。
なんとも嬉しいサプライズだ。
券売機の前で一瞬迷う。
半ライスか、ライスか。
……ん？ライスがこの値段で“マンガ盛り”？
いや、麺量が読めない。今日は安全策で半ライスにしておこう。
選んだのは、スタ満ソバ＋半ライス＋生卵。
これで決まり。
席に着くと、卓上にはこしょう、一味、お酢の三銃士。
装備は万全だ。
まもなく丼が登場。
立ちのぼる湯気と、漂うにんにくの香りが食欲を直撃する。
……うわ、豚バラの量、すごいな。
ごろごろと丼の中に敷き詰められた肉たち。
レンゲでスープをすくうと、濃厚でいて甘辛い香りが鼻を抜ける。
一口――うん、これはもう“ごはん泥棒”の領域だ。
麺をすくって啜る。
もちもちの太麺が、しっかりとこの暴力的な旨さを受け止めている。
途中で生卵を割り、麺をくぐらせてみる。
すき焼き風スタ満。これがまた罪深い。
半ライスとの相性も抜群。
最後に半分残したご飯の上に、肉とスープ、生卵をドン。
即席の“特製スタ満丼”完成。
これが、今日いちばんの幸せかもしれない。
ふう……昼からとんでもない満足感。
店を出るころには、15人ほど並びができていた。
元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 熊谷うえちゃん店、恐るべし。
今回訪問した「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 熊谷うえちゃん店」の詳細
元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 熊谷うえちゃん店へのアクセス
〒360-0014 埼玉県熊谷市箱田３丁目３−１６ 磯川店舗 2号室
コメント