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「もつ焼きやまちゃん」のご紹介
店の外から店内を覗く。
空いている席は、たったひとつだけ。
──よかった。
そのわずかな隙に滑り込む。
まずは白ホッピーセット。
キンと冷えたジョッキが置かれる。
焼酎の香りがふわりと上がり、泡が静かに落ち着いていく。
ひと口。
「ふう……帰ってきた感じがする」
身体の奥がようやく整う。
次に来たのは、レバー２本と白モツ２本。
タレをまとった表面が光っている。
レバーを噛むと、しっとりとした柔らかさ。
白モツは脂が小さく弾けて、甘い香りが舌に残る。
ホッピーを流し込む。
たまらない。
続いてカシラ。
塩の表面がほんのり乾いて、端だけ少し焦げている。
ひと口噛むと、肉の旨味がふっとほどける。
「これは…ずっと食べられるな」
気づけばホッピーのナカを追加。
夜が深くなる。
最後に頼んだのは、つくねピーマン。
焼けたピーマンが少し皺を寄せ、その中につくねがぎゅっと詰まっているのを想像していたが、
ピーマンの上につくねが乗っているだけだった。
齧ると、肉汁がピーマンの香りと交じり合って溢れる。
「うまい」
また噛む。
またうまい。
月曜日の夜はこんなふうに終わっていく。
炭火の煙、ホッピーの白い泡。
その間でひとり静かに満たされていく。
たまには、こういう時間が必要だ。
次は、もう少し早い時間に来てみようと思う。
今回訪問した「もつ焼きやまちゃん」の詳細
もつ焼きやまちゃんへのアクセス
埼玉県越谷市南越谷1-26-11
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