あの味が、身体に沁みる日 〜ラーメン二郎大宮公園駅前店で、でろ麺に浸かる夕餉〜

「ラーメン二郎大宮公園駅前店」のご紹介

朝から、何も口にしていなかった。
気づけば、夕暮れ。
腹が……鳴っている。

何を食べよう。
いや、こういう日は、決まっている。

ラーメン二郎──大宮公園駅前店。
あの一杯が、今の俺には必要だ。

歩こう。
静かに、腹を空かせながら。
3キロの道のりを、噛みしめるように。

・・・

いい。
平日の夕方。
客の気配もまばらで、店内の空気が落ち着いている。

迷わず、小ラーメンの食券を購入。
水を一口。
喉を潤し、戦の準備をする。

「ニンニク、ヤサイ、アブラで」
俺の定番。変える理由がない。

来た……
どん、と置かれたその一杯。
漂う豚の香りに、心が一瞬ふわっとほどける。

まずは、スープ。
レンゲが沈むたびに、液体アブラがキラリと光る。
今日のは、少し多めか？
でも、それがいい。
疲れた身体に、じわっと沁みる。

そして──でろ麺。
この不揃いで、もっちりした中太麺。
口に含むと、噛むたびに小麦の甘さとスープの旨味が広がって、
……あぁ、これだ。
やっぱり、この店の麺が、一番好きだ。

もう40回以上は来ている。
それでも飽きない。
いや、来るたびに、好きになっている気がする。

ごちそうさまでした。
今日も、うまかった。

・・・

身体が、満たされていく。
この満足感を、言葉でうまく表せない。
ただ……また来よう。

何もない夕方が、豊かな夕餉に変わった。

今回訪問した「ラーメン二郎大宮公園駅前店」の詳細

ラーメン二郎大宮公園駅前店へのアクセス

〒330-0805 埼玉県さいたま市大宮区寿能町１丁目２４ 前場ビル 1f